泉佐野市のあたりで働く場所を探すとき、A型・B型・就労移行支援(しゅうろういこうしえん)の3つの名前が出てきます。いちばん大きなちがいは、雇用契約(やとわれて働く約束)を結ぶかどうかです。もうひとつは、何をめざすかです。ここでは、3つのちがいと選び方を、やさしく説明します。
名前が似ていて、どれがいいのか迷いますよね。ゆっくり、ひとつずつ見ていきましょう。
この記事でわかること
- A型・B型・就労移行支援は、それぞれ何をするところか
- 3つのちがいをくらべた表
- 自分に合うサービスを考える3つの質問
- B型を新しく使うときの「就労選択支援」
- 泉佐野市・熊取町・泉南市・田尻町・貝塚市あたりで相談できる場所
泉佐野市で選ぶ前に知りたい、A型・B型・就労移行支援のちがいは?

ちがいは、雇用契約があるか、何をめざすかです。3つとも、障がいのある人が働くことを助ける「障がい福祉サービス」です。
厚生労働省のページ(障害者の就労支援対策の状況)では、3つは次のように説明されています。
| サービス | 対象になる人 | することの中心 |
|---|---|---|
| 就労移行支援 | 就労を希望し、一般の企業に雇われることができると見込まれる人 | 働くために必要な知識や力をつける訓練 |
| 就労継続支援A型 | 一般の企業に雇われるのは難しいが、雇用契約にもとづいて働ける人 | 雇用契約を結んで働く機会と、生産活動(ものをつくる・育てるなどの作業)の機会 |
| 就労継続支援B型 | 雇用契約にもとづいて働くのが難しい人 | 働く機会と、生産活動の機会 |
※2026年10月時点の、厚生労働省のページによります。
B型は、雇用契約を結ばないしくみです。そのため、収入は「賃金」ではなく「工賃(こうちん)」とよばれることが多いです。工賃は、作業の成果に応じて受け取るお金です。
A型・B型・就労移行支援は、どんな人に合うの?
企業で働きたい人は就労移行支援、雇用契約で決まった時間に働きたい人はA型、自分のペースで始めたい人はB型が合いやすいです。どれが上、ということはありません。今の体調や、これからやってみたいことで、合うサービスが変わります。
就労移行支援:一般の企業で働きたい人
就労移行支援は、企業などで働くことをめざして、訓練をするサービスです。標準の利用期間は2年です。2年をこえて使えるかどうかは、市町村が一人ひとりの状況を見て決めます(厚生労働省の令和7年3月31日の通知、2026年10月時点)。
期間が決まっているので、「いつごろまでに企業で働きたい」という目標がある人に合いやすいです。
A型:雇用契約を結んで、決まった時間に働きたい人
A型は、事業所と雇用契約を結んで働きます。決まった日や時間に通って、働くことになります。体調が安定していて、生活のリズムをつくりたい人に合うことがあります。
B型:自分のペースで、できることから始めたい人
B型は、雇用契約を結ばずに、通いながら作業をします。体調に波がある人や、まずは外に出る習慣をつけたい人が、使いやすいサービスです。
ハートフェルト・フローラル・プロジェクト泉佐野は、B型の事業所です。ノルマや納期はありません。胡蝶蘭(こちょうらん)の農園で、支柱立てや支柱曲げなどの簡単な軽作業から、できるようになったものをゆっくり進めます。作業の様子は、作業内容のページで見られます。1日の流れは、泉佐野市でB型の胡蝶蘭作業とは?の記事で説明しています。
工賃は、下限(最低月3,000円)を決めた出来高制です。技術が上がると、工賃も上がります。ただし、一般の仕事と同じくらい稼げる、というものではありません。
自分に合うのはどれ?選ぶときの3つの質問

迷ったときは、次の3つの質問に答えてみてください。答えがはっきりしなくても大丈夫です。
- 体調はどうですか? 週に何日、1日何時間くらいなら、通えそうですか。
- 収入は、どのくらい必要ですか? 雇用契約のあるA型は賃金、B型は工賃になります。生活費の見通しも、考えてみてください。
- これから、どうしたいですか? 企業で働きたいのか、自分のペースで続けたいのか、まだ決めたくないのか。
たとえば、企業で働く目標がはっきりしているなら、就労移行支援が合うかもしれません。体調に不安があるなら、B型から始める方法もあります。
はじめにB型を使って、体調が整ってから、ほかのサービスを考える使い方もできます。そのときの状況を、相談支援専門員(サービスの使い方をいっしょに考えてくれる人)といっしょに考えると、安心です。
実際にどんな場所か知りたいときは、見学がおすすめです。見るところや聞くことは、泉佐野市のB型事業所見学ガイドにまとめています。
B型を新しく使うときの就労選択支援とは?
就労選択支援(しゅうろうせんたくしえん)は、働き方や合う仕事を、本人といっしょに整理するサービスです。2025年10月から、B型を新しく使う人は、原則として先にこのサービスを使います。期間は、原則1か月です。
50歳以上の人や、障害基礎年金(障がいのある人がもらえる年金のひとつ)1級の人、働いた経験があり年齢や体力の面で企業で働くのが難しくなった人などは、例外になります(厚生労働省・文部科学省の資料、2026年10月時点)。くわしい流れや期間は、就労選択支援とB型の記事で説明しています。
この資料には、2027年4月以降は、A型を新しく使うときなども、就労選択支援の対象になる予定だと書かれています。ただし、くわしい扱いは、改めて示されるとされています。
どのサービスも、使いはじめるときは受給者証(サービスを使うための証明書)が必要です。手続きは市町村によってちがうことがあるので、お住まいの市町村の窓口でたしかめてください。
どこに相談すればいい?
最初の相談先は、お住まいの市町村の障がい福祉の担当窓口です。泉佐野市の場合は、地域共生推進課の障害福祉係です。市のページの更新日は2023年3月31日で、電話・内線は2026年10月時点でページに載っている番号です。
- 電話:072-463-1212(内線2151〜2159、2181〜2183。内線は、かけたあとに伝える番号です)
- 所在地:泉佐野市役所(泉佐野市市場東1丁目1番1号)
熊取町・泉南市・田尻町・貝塚市などにお住まいの方は、それぞれの市町の障がい福祉の担当窓口にたずねてください。
ハートフェルト・フローラル・プロジェクト泉佐野でも、見学と相談を受けつけています。利用の流れは、ご利用の流れのページに書いています。受け入れできるかは、利用する人の状況によります。希望の時期や通う頻度を、お問い合わせのときに教えてください。
よくある質問
Q1. A型とB型のいちばん大きなちがいは何ですか?
雇用契約を結ぶかどうかです。A型は雇用契約を結んで働きます。B型は雇用契約を結ばず、通いながら作業をします。
Q2. B型から、ほかのサービスに変えられますか?
変えられる場合があります。ただし、使えるかどうかは、市町村が決めます。変えたいときは、相談支援専門員か、市町村の窓口に相談してください。
Q3. 就労移行支援は、どのくらい使えますか?
標準の利用期間は2年です。2年をこえて使うときは、市町村が一人ひとりの状況を見て決めます。くわしくは、お住まいの市町村の窓口にたずねてください。
Q4. B型を使うときは、かならず就労選択支援が必要ですか?
原則として必要です。2025年10月から、B型を新しく使う人は、先に就労選択支援を使います。50歳以上の人や、障害基礎年金1級の人、働いた経験があり年齢や体力の面で企業で働くのが難しくなった人などは、例外です。
Q5. 見学だけでも大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。ハートフェルト・フローラル・プロジェクト泉佐野では、見学を受けつけています。電話かお問い合わせフォームから、気軽にご連絡ください。
まとめ
- A型は雇用契約を結んで働き、B型は雇用契約を結ばずに作業をします
- 就労移行支援は、企業で働くための訓練をするサービスで、標準の利用期間は2年です
- 選ぶときは、体調・収入・これからの希望の3つを考えます
- B型を新しく使うときは、原則として先に就労選択支援(原則1か月)を使います
- 迷ったら、泉佐野市の地域共生推進課(072-463-1212)か、事業所の見学で相談できます
どのサービスを選んでも、まちがいではありません。ゆっくり、いっしょに考えましょう。
見学・ご相談をお待ちしています
ハートフェルト・フローラル・プロジェクト泉佐野は、泉佐野駅から徒歩5分の、胡蝶蘭の栽培に取り組む就労継続支援B型事業所です。泉佐野駅・日根野駅からバスで送迎します。ノルマなしで、自分のペースで働けます。月ごとに、さまざまなイベントもあります。
見学受付中:電話 072-489-6797(月〜金)/お問い合わせフォーム
※車いすを使う方は、設備が整っていないため、受け入れができません。
※2026年10月29日時点の情報です。
参考




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